みなさま、こんにちは。
今回は、他社で制作されたお祭り、よさこい、太鼓衣装の追加生産を弊社で行う場合についてご説明させていただきます。
老舗のよさこいと太鼓衣装の制作をされていたサイトが昨年閉店されてしまいました。それ以来同じデザインでの衣装の追加生産ができないかというお問い合わせを多くいただくようになりました。
結論から申し上げますと、制作ができる場合とできない場合がございます。
ではどのような場合に制作ができて、どのような場合に制作ができないかを順番にご説明させていただきます。
目次
プリントデータをお持ちかどうか
チームのロゴやオリジナルのテキスタイルプリントを用いて制作された衣装の場合、ロゴやモチーフをパソコンでデータ化してから制作するのですが、データは以前制作されていた衣装屋さんが所持していることがほとんどだと思います。
一番ベストなのは、AdobeのIllustratorやAdobeのPhotoshopで制作されたデータ(拡張子.ai .eps)をそのままお持ち込みいただく方法で、その方法ですと制作費を一番安く抑えられます。
JPGやGIFなどでデータをお持ちの場合は、大きく拡大しますとジャギーといわれるギザギザがロゴや文字のまわりに出てしまうことがありますので、弊社側でIllustratorを使ってトレースしてデータを描き起こす作業が必要となってまいります。その場合はトレース費用がかかってまいります。
データが全く何もない状態の場合は、衣装をお預かりして模様の写真を撮ってデータを描き起こす必要がございますので一番手間と時間、費用がかかることになってしまいます。
プリントの色合わせ
プリントの色は、データが同じであった場合でも、プリント時の調節具合やプリンターの機種やインクの違いによって微妙に色合いが異なります。
また長年使用されている衣装は、経年劣化や日焼けによる退色、お洗濯などで色が褪せている場合がございます。
このような場合弊社では、何種類か色を変えてプリントをして、お好みのカラーをお客様にお選び頂いてから制作をしております。
生地が再購入可能かどうか
当時の注文書などで、使用生地がわかる場合は同じメーカーに問い合わせて生地を再購入させていただきます。
無地の生地は定番でずっと作られていることが多いので、生地名がわかれば同じもので制作できる可能性が高いです。
もし使用生地が不明な場合は、似た生地からお選びいただくことになります。
その場合弊社から生地サンプルをお送りいたしまして、お好みの生地をお選びいただけます。
また市販の柄物生地などにつきましては、生地メーカーさんで商品の入れ替えが頻繁に行われるためすでに廃盤になっている場合もございます。
その場合は似た生地からお選びいただくことになります。
まとめ
このように他社で制作された衣装の追加生産にはいくつかの問題がございます。
これらの問題をクリアできましたら、お送りいただきました実物を採寸して、同じ寸法になるように型紙を作成して縫製へと進むのですが、縫い代の幅や縫製方法は衣装屋さんごとに異なります。
裏側の始末の差異を気にされないのであれば、弊社にお任せ頂く方法が一番安くなります。
「プリントの模様や、生地の質感など多少異なっても構わないので似た感じでお願いします。」といったご依頼にも対応させていただきます。
まずは一度画像を拝見させていただけましたら詳しくお見積りをさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
よさこいたんば わかばやし
コメントを残す